紅茶でウールストール染めno1媒染について


媒染についてお話しします。

ウールのストールにしみがついたから、染め直してほしいという依頼がありました。
基本、私は、自発的仕事以外しませんので、お断りしようと思ったのですが、
動画にすることを思いつきました。
ではじめます。

希望は、藍色または、茶色系の色ということでした。
で、
いつでもだれでも、どこでも手に入るもの、
紅茶かコーヒー、
コーヒーは薄い色になるので、今回は、紅茶の葉で染めることにします。

ウールの草木染は、木綿、絹と染め方が少し違います。
草木染の場合、ほとんどのものは媒染を行います。
媒染は、金属分が多いです。
染め液に、金属分が反応して、色が変わります、なおかつ、色の定着も促します。

その媒染剤は使用に際して、
先に行う、染色途中で行う、最後に行うなどがあります。
それは、染める物の材質(例えば、動物繊維、植物繊維など)や染物の材料(たとえば、茜は先媒染)や媒染剤によっても違います(例えば、灰汁は後媒染)

一般に手に入りやすい、媒染剤を使用します。

ミョウバン媒染→
アルミ系です。ほとんどそのものの色になります。
薬局、食品売り場で手に入ります。

古くぎなど、錆びた金属を使用できます。
只今、鉄漿製作中少々お待ちください。

今回は、ウールを、紅茶でミョウバンで染めます。

紅茶は、アルミ系ではそのものの色になります。

時間が限られているので、
紅茶を煮だしておきます。

嵐絞の染め方NO1

嵐絞のやり方です。
丸い円筒形のものに巻きます。
今回は、塩ビパイプを使用しましたが、プラスティックの植木鉢や、瓶や、ペットボトルなども使えると思います。
巻いた布が、縮められれば、大丈夫です。

巻いた布に、
好みですが、きれいに等間隔で巻けば、きれいな模様になります。
私のようにランダムな巻き方が好きな方は、それも面白いと思います。

巻いた布を糸をかめないで、縮めていくこともできます。
その模様も今回つくりましたので、No2で、
または、布を何等分かに折りたたんで、筒に巻いていく方法もあります。
巻き方、糸の布への掛け方、縮め方によって、さまざまな模様になります。
工夫してみてください。

NO2に続きます。

派手な着物の染め直し

以前、藍染して仕立てた着物が、派手なので、藍を重ねます。
元の染めは、嵐絞というやり方で染めています。
この染めの解説ほしい方は、コメントください。

リクエストがあるようでしたら、この染方の動画を作ります。
とりあえず、染め重ねました。

うちの染め場の様子も少し出しました。よろしかったら、ご覧ください。

紺屋藍

襷作り方、簡単染め方

着物の襷を作ります。
腰ひもにも使用できます。

長さは,230cmくらい幅は4.5cm前後で
ご自分の好みや大きさで変えてください。
今回は、手持ちの綿の布と、着物の赤い胴裏で作ってみました。
胴裏は、赤が強すぎるのと、染めが悪く水につけただけで色が出るので、
色止めとかねて、こげ茶色を加えてえんじ色にしました。

身近なものでこげ茶色になるのは、紅茶の葉っぱですが、出がらしがないので、
コーヒーの出がらしで染めて、鉄媒染をしました。
鉄媒染は、簡単染めにしました、煮だし液の中に鉄媒染液を入れて、5から10分くらい煮て、火を止めて30分くらい放置します。
その後、よく洗ってください。
今回、縫製後染めましたが、煮だすうちに形が崩れる恐れがあるので、なるべく、
布のうちに染めて、のち、縫製しましょう。

襷をして、着物でお仕事頑張ってください。

古い着物を染め直して着ます

リサイクル着物を手直し後、白っぽい絣地だったので、その柄を生かして、
紺屋藍で染め直しました。


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それから、リクエストいただいたムラ染めもやりました。

紺屋藍の染め方は、水に溶くだけでできるので、かなり簡単です。
染めるものは、特に厚地のものは、よく水につけて染めてください。
藍駅に入れた後、水にくぐらせ、緑色を酸化させて、青くします。
濃くしたい場合は、この工程を何度か繰り返してください。
薄く染めたい部分は、濃い色を染めて液が弱った状態で染めをかさねます。