ヨウシュヤマゴボウの染め

ヨウシュヤマゴボウを染めました。
ミョウバン媒染と鉄媒染はウールの草木染と、
花びら染めのやりかたで、染めました。
草木染のやり方で染めは、堅牢度が良いと思いますが、
花びら染めのものは、あまり堅牢度が良くないかもしれません。

ヨウシュヤマゴボウの実は毒がああるようなので、
取り扱いには注意しましょう。

ミョウバンは媒染は、染める物の6%と酒席英4%で、
1,2時間かけて沸騰させて、
その後、少し火を弱めて、30分くらい煮ます。
終わったら、よく洗って、余分なミョウバンを落とします。

ウールのミョウバン媒染は先媒染となります。
ウールの鉄媒染は、後媒染ですが、ヨウシュヤマゴボウの実の場合、
赤系を出したい場合は、後媒染だとだめのようです。

実の汁に酢酸を加えて取り出す花びら染めのやり方だと、
うまくいったようです。

実が足りなかったので、残りのウールは、
軸や茎で草木染のように煮だしてやりました。
これはうまく染まったようです。
この染は、草木染なので、堅牢度もそれなりにあると思います。

ブドウの皮の花びら染め

ブドウの皮で染めてほしいというリクエストをいただきました。
それから、ビーツで染めて、というのも、、、。
結論から
ブドウの皮は、酢酸で花びらをもんで、色素を抽出して染めます。
こちらはアントシアンというものがあれば染まります。
一般に花びら染めといわれます。
他に、
ベリー類、いちご、カシス、ハイビスカスや朝顔バラ、アジサイ、ビオラ
などさまざまありますので、、
手に入るもので染めてみてください、
一度にたくさん入らないときは、少しずつ冷凍しておきましょう。
なるたけたくさん使用したほうが良く染まります。
なお、
実験はしていませんが、日光には弱いのではないかと想像します。
他堅牢度は、それほど良くないと思います。

よって、ご自分で楽しまれる目的で使用されるのが良いと思います。

ます酢酸で色素を抽出しますが、
酢酸は、濃度によって、さま様な種類が市販されています。
薬局でよく販売されている氷酢酸は、
酢酸濃度が99%だそうです。
染料やに売っているのは、酢酸80、酢酸濃度80%,
他は、酢酸50、60この数字が酢酸濃度を表すようです。
目安として、酢酸80を使用した場合は、
水10に対して酢酸3の割合にします。
この割合から、お使いの酢酸の濃度で使用料を加減してください。
ちなみにお料理で使用する酢の酢酸の割合は、3~4%だそうです。
酢酸濃度が低いので、使用は現実的ではないかと思います。
酢酸で抽出できた液にシルクの布を入れて、よく混ぜて、
布が染めムラにならないようにしましょう。
布を染めたらよく洗います、
陰干しで乾かしてください。

酢酸50   
氷酢酸    

鉄媒染液作り方

鉄漿(てつしょう)  鉄媒染液作ります。

染織と生活 季刊NO28  1980春
のなかに水戸の黒染め(水庭久尚)さんが
水戸の黒染めをする説明の中で、鉄漿の作り方を説明されているので、それを参考に
鉄媒染液を作ってみます。

鉄媒染液

錆鉄  2キロ
黒砂糖 50g
酢   40m?
熱湯  4?

以上を混ぜて、夏なら一か月、冬は4か月放置するとできるそうです。

簡単!手抜き!玉ねぎの皮で染める

普通にやると草木染は、手間暇かかりますが、

今回は、自家用限定で、

ちゃっちゃと染めるやり方です。

とにかく簡単に時短でやりたい方へ。

①玉ねぎの皮と染めるものを一緒に煮ます。

玉ねぎは、染める布にくっつかないし、色も布につかないので、袋に入れる必要はないですが、

細かいカモミールなどは布にくっついて大変。

ラックなどは、布に色がつく、

のようなものは、染めるカモミールやヨモギや玉ねぎやそっちを洗濯バックなどに入れてください。

100均で探すとよいと思います。

②煮立ったら、火を止めて、スーパーに売ってるミョウバンをお湯で溶いて入れます。

冷めたら、洗って出来上がりです。

動画では、その後、鉄媒染をしてみました。

こちらは、ミョウバンを混ぜた液なので、

鉄媒染は別に作りましたが、

時短にするには、煮出した液に鉄媒染をませたほうが早いです。

染めた布は蜜蝋ラップを作ろうと思っています。