箒と雑巾と、私のしあわせ

家の柱に静かに佇む箒を手に取ると、
シャカシャカと小さな音が生まれます。
その音に耳を澄ませると、床と私が
やさしく会話をしているように感じます。

雑巾一枚で床を拭くと、
畳の柔らかな息づかいや、
木の床の少し硬い感触が手に伝わってきます。

そんな瞬間に「ああ、私はこの家に生きてるんだ」と
しみじみ思うことがあります。

小さな傷も、積もる埃も、
私がここで暮らしてきた証。
70代の私にとって、
この“家とおしゃべりする時間”は
ささやかで、でもとても大切な幸せです。

この動画では、
そんな日々の中の小さな幸せと、
雑巾を縫うところから始まる
手仕事のぬくもりをお届けしています。

よかったら、ゆっくり覗いてみてくださいね。

顔も心も、上を向く

少し前まで、私の左まぶたは大きくたれていました。
肩こりもひどく、体はいつも冷たくて、体温は35度台。
「冷えは万病のもと」と言われますが、自分ではどうにもならないと思っていました。

そんなとき出会ったのが、リンパマッサージと美容鍼
週一で通ううちに、体の芯からぽかぽかしてきて、
気づけばまぶたのたるみも、肩こりも、そして冷え性までも改善していました。

努力すれば、体も肌もちゃんと応えてくれる。
奇跡ではなく、積み重ねの結果です。

この動画では、私が実際に行っている
リンパマッサージの方法や、美容鍼の体験をお話ししています。
どんな年齢でも、体はきちんと変わるということを、ぜひ感じてください。

🩷動画はこちらから
👉[YouTube:ウリウリばあちゃんの楽しい田舎暮らし]

静かな秋の朝。パンを焼きながら、季節を受け継ぐ暮らし|70代一人暮らし

「暑さ寒さも彼岸まで」──昔の人はそう言いました。
けれど、最近の季節は少し気まぐれ。
それでも私は森の中で、自分の暮らしを楽しみながら、
昔からの知恵や手仕事を少しずつ受け継いで生きています。

☀️森の家の朝

朝の光が差しこむベランダで、パンを焼きます。
湯気の立つ味噌汁と一緒にいただく朝ごはん。
お日様と共に始まる毎日が、何よりの幸せです。

「一日のはじまりは、丁寧な朝ごはんから」
そう思いながら、静かな時間を味わいます。

🌳森で見つけた、暮らしの材料

森を歩いていると、ふと良い枝を見つけました。
これをカーテンレールにしようと思います。

長年とっておいた麻布や柿渋染めの布も活かして、
家の中に少しずつ秋の色を加えていきます。
あり合わせの材料でも、工夫すれば暮らしは整う。
そんな手仕事の時間が、私のいちばんの楽しみです。

🪡小さな布に宿る、家族の記憶

もともと三人家族だった我が家。
だからランチョンマットも三枚しかありません。

けれど、家族が一人増えました。
年に一度だけにぎやかになる日。
残っていた麻布で、四人お揃いのランチョンマットを縫いました。

小さな布ですが、そこにはたくさんの思い出が縫い込まれています。

🍁季節を受け継ぐ暮らし

「暑さ寒さも彼岸まで」──
季節は巡り、暮らしも少しずつ変わっていく。

けれど変わらないのは、
今日も手を動かして、生きる喜びを感じられること。

そんな日々を、これからも静かに続けていきたいと思います。

🎥動画の見どころ

森の秋の始まりと、やさしいナレーションの世界観。

パンを焼く朝の光と、味噌汁の湯気。

柿渋染め・麻布・ランチョンマットなど、手仕事の温もり。

一人の時間と家族のつながりが交わるラストシーン。

🌿締めのことば

森の家の小さな手仕事が、季節を受け継ぐひとつの形になりました。
どうぞ、静かな秋の時間を一緒に味わってください。

33年間の思いに終止符を打つ

この家を建てて、33年になりますが、ずっと気になっていることがありました。
私の作業部屋は、玄関をはいいてすぐの土間のようなところです。
本来は、カナダから輸入したかっこいい外壁と同じものを貼る予定でした。
所が、夫が私が現場に行かないうちに、大工さんに収納棚を2段頼んで、その見返りに貼るはずだった板を全部上げてしまったのです!
私は驚いて、とても悲しかった。
以来33年間、私はこの気持ち悪い下地の気を見続けて、鬱屈とした気持ちを抱えていました。
私一人でできることは、壁を塗ることくらいですが、家のいろんなとこの壁塗りや他諸々あって、なかなかできなかった。
その間に、作業部屋には、荷物が積み重なり、棚をつけてもらって、どんどん壁塗りが困難になった。
今回2重窓をつけてもらった。
窓周りを整理してカーテンを外した。
この機械しかない、私は作業部屋の壁塗りを始めた。
まず大和漆喰に弁柄を混ぜて色を作って、水を混ぜてよく混ぜる。
塗るの葉粘土のあるものなので、どうでも塗っていれば、それなりに良い感じになる。
半分やっと塗れました。
後は棚があるのでまたいつか。随分見栄えが良くなって、気持ち悪い板がほとんど見えなくなったので、33年分の気持ちがすっきりした。

今回使用した材料など、アマゾンのリンクを貼っておきます。
参考にしてください。
今回は漆喰壁塗りのご紹介です。漆喰を購入して顔料で色を作るととてもお安くできます。
しかも簡単です、皆さんぜひやってみてください。
質問などあったらコメント欄にお願いします。

アマゾンの材料のリンク貼っておきます。
へらもあるけど、100均でよいかな?

大和漆喰     https://amzn.to/3KnMVAo
ペイントミキサー https://amzn.to/3KiBr1f
         https://amzn.to/3WaaVtm
弁柄粉      https://amzn.to/3VAZOK0
顔料       https://amzn.to/3VBTcLo
         https://amzn.to/4pLTwoE
こういうのでいろんな色を作って塗るのも楽しいかも?
又は青とか緑だけ一色でも
         

かまどで炊く、ひとり鯛飯と70代の小さな後悔

息子夫婦をお祝いするために炊こうと思っていた鯛めしですが、
一人で食べました。
ちょっと切なく、でも、おいしかった。

まっさらでこの世界へやってきた私たちですが、
後悔や、悲しみや、怒り、
嬉しいこと、楽しいことや、happyをいっぱい詰め込んで、
そして、また還っていくのでしょうか。
それまで、思いっきり楽しみましょう。