71歳、女優を目指します

それは、私が小学校に入る前、映写技師になることを夢見ていた叔父と交わした60年以上前の約束でした 。勉強や仕事は苦手だったけれど、暗い映写室で嬉々としてフィルムを回していた叔父 。叔父が叶えられなかった夢、そして私に託してくれた夢を、今もう一度、抱きしめて歩き出そうと思います。

71歳。世間では「今さら」と言われる年齢かもしれません。
けれど、森の木々が70年経っても新しい枝を伸ばすように、人間だっていつからでも伸びていけるはずです 。

私の中に灯ったこの小さな光を、消さずに大切に育てていきます。
もし、皆さんの中にも「消えかかっている光」があるのなら、どうかそれを消さないでください。

※このお話は、2026年3月7日 板橋区立文化会館でのお話をもとにしています。

叔父との最後の日、庭の桜は満開でした 。
おぼつかない足取りで歩く叔父が、私に遺した言葉は、「女優さんになりんさい」というものでした 。

それは、私が小学校に入る前、映写技師になることを夢見ていた叔父と交わした60年以上前の約束でした 。勉強や仕事は苦手だったけれど、暗い映写室で嬉々としてフィルムを回していた叔父 。叔父が叶えられなかった夢、そして私に託してくれた夢を、今もう一度、抱きしめて歩き出そうと思います。

71歳。世間では「今さら」と言われる年齢かもしれません。
けれど、森の木々が70年経っても新しい枝を伸ばすように、人間だっていつからでも伸びていけるはずです 。

私の中に灯ったこの小さな光を、消さずに大切に育てていきます。
もし、皆さんの中にも「消えかかっている光」があるのなら、どうかそれを消さないでください。